MacBook Pro13インチと16インチのどちらを買えばいいかを解説

公開日 2020-09-23 最終更新日 2021-05-10

13インチと16インチ、この2つのラインナップは絶妙です。

MacBook Proには13インチ16インチの2サイズがあります。
明確に使う目的が決まっていればよいですが、普段遣いのコンピューターならどちらを選ぶか迷います。

そこでこの記事では、13インチと16インチの選び方を解説します。
選ぶ際のポイントは、「価格・画面サイズ・重量」の3つです。

  1. 価格
  2. 画面サイズ
  3. 重量

SPONSORED

MacBook Pro13インチと16インチのどちらを買うか解説

MacBook Pro

「価格と画面サイズと重量がポイント」と書くと、「処理能力はどうした」とツッコミが入りそうです。
もちろん処理能力は大切ですが、前提として「MacBook Proで何をやるか」を整理する必要があります。

ポルシェやフェラーリがいくら優れた車だとしても、市内のスーパーマーケットへの買い物が使用用途であれば、コンパクトカーを選んだほうが便利。
パソコンもまた、スペックだけでは計れません。

スペックだけを見れば、明らかに16インチ

MacBook Proで長尺の動画編集を毎日やったり、RAWデータの画像編集をガンガンにやるのであれば、16インチを選んだほうが断然良いです。

そもそも13インチと16インチとでは、GPUに差がありすぎます。
性能だけを見るなら、選択の余地はありません。

MacBook Pro16インチのGPU性能については、以下に詳しく書きました。

そのためこの記事では、そこまで高負荷な作業をしない人へ向けて書いています。

この記事の想定読者

この記事は、以下のような人へ向けて書いています。

  • 毎日、数時間は必ずパソコンを使う
  • 主な利用用途は、ネットサーフィン、音楽・動画視聴、メール返信、テキスト作成
  • たまに一眼レフカメラの画像編集
  • たまに2〜5分程度の動画編集
  • ゲームはしない

おそらくこのくらいの使い方が、いちばんのボリューム層でしょう。
ちなみにぼくもここに入ります。

最重要は、処理能力ではない

ガツガツ画像編集や動画編集をやるわけでない。
でも毎日何かしらでMacは使う。
そういったユーザーにとって、CPUやGPUの違いはそこまで大きな要素ではありません(もちろん、高いに越したことはないですが)。

こういった層にとって、速度は重要であっても最重要ではないんです。
最重要なのは、「価格・画面サイズ・重量」の3点なのです。

1. 価格

ではポイントとなる価格から、比べていきます。

表にしたのが、以下になります。
すべてカスタムなしの、いわゆる吊るしの製品です。
価格は税込表記にしました。

MacBook Pro 13インチ(2020)の価格

下位モデル上位モデル
プロセッサ第8世代の1.4GHzクアッドコアIntel Core i5プロセッサ第10世代の2.0GHzクアッドコアIntel Core i5プロセッサ
グラフィックIntel Iris Plus Graphics 645Intel Iris Plus Graphics
メモリ8GB 2,133MHz LPDDR3メモリ16GB 3,733MHz LPDDR4Xメモリ
ポートThunderbolt 3ポート x 2Thunderbolt 3ポート x 4
価格148,280円(256GB)
170,280円(512GB)
207,680円(512GB)
229,680円(1TB)

MacBook Pro 16インチ(2019)の価格

下位モデル上位モデル
プロセッサ第9世代の2.6GHz 6コアIntel Core i7プロセッサ第9世代の2.3GHz 8コアIntel Core i9プロセッサ
グラフィックAMD Radeon Pro 5300M(4GB GDDR6メ‍モ‍リ搭載)AMD Radeon Pro 5500M(4GB GDDR6メ‍モ‍リ搭載)
メモリ16GB 2,666MHz DDR4メモリ16GB 2,666MHz DDR4メモリ
ポートThunderbolt 3ポート x 4Thunderbolt 3ポート x 4
価格273,704円(512GB)317,680円(1TB)

月の使用額に約2,500円の差がある

比較しやすいよう最高モデル同士で価格差を見てみると、88,000円の差があります。
倍率にして、1.38倍です。

3年間使用するとして、月割にしてみます。
最高スペックの13インチが229,680円ですから、ひと月に掛かる費用が6,380円。
さらに日割りにすると、一日約209円です。

一方、最高スペック16インチは、317,680円です。
3年間使用するとして、ひと月にかかる費用が8,824円。
日割りにすると、一日約290円です。

雑な計算で恐縮ですが13インチと16インチとを3年間使用した場合、月の費用に約2,500円、一日の費用に約80円の差がありますね。

価格とは、その人の主観的な基準

価格は、モノを買う際に一番最初にチェックする項目です。
それは高いか安いかといった、単純な話ではありません。

例えば100万円は高額ですが自家用車を買う際には、それだけの金額を当たり前のように捻出します。
自動車が必要な人にとって、それだけの価値を置いているからです。
一方、自動車が不必要なひとにとって、自動車に100万円を出すのは見合わないと感じるでしょう。

価格はあくまでも、「そのものに対して、それだけの価値をおいているか」という主観的な基準になります。

購入の価値基準は人それぞれである

つまり16インチは確かに13インチに比べ高額だけど、それだけの価値を見出しているのであれば、その価格は成立するわけです。
逆に言えば、それほどのスペックを必要としない人にとって、「16インチは価格が高い」となります。
購入の価値基準は、人それぞれです。

では13インチと16インチの購入の価値基準は、どのようなものになるでしょうか。
価格の項では、「それだけの価格差がある」という認識にとどめ、残りの画面サイズと重量を見てみましょう。

2. 画面サイズ

MacBook Pro
16インチのベゼル幅は狭く、よりスタイリッシュな印象がある。

16インチは作業するのに適したサイズ

続いて、ポイント2つ目の画面サイズについて。
もし作業効率を最重要に考えるなら答えは一つです。
16インチにすべきです。

16インチは、大画面というわけではありません。
据え置きのデスクトップPCに比べれば、小さい部類に入ります。
しかし使ってみて思うのは、16インチは決して小さくはないということです。

何をやるにも、不自由を感じません。
今、この記事を16インチのMacBook Proで書いています。
テキストエディタを開き、その横にグーグルクロームを置いています。
16インチではこのふたつのソフトを並べても、窮屈に感じません。
視界にちょうど収まるサイズなため、大画面より返って没入感が高いくらいです。

効率がよいし集中もできる。
作業する際に、16インチのディスプレイはとても良いサイズだと思います。

13インチは窮屈

一方、13インチですが、画面サイズは小さいと言わざるを得ません。

横幅もそうなんですが、特に窮屈に感じるのが縦幅です。
普段、ぼくたちはスマホの縦長の画面に慣れています。
そのためウェブページは構造的に縦長になっていますし、テキストエディタも上から下へ縦に進んでいきます。
13インチの狭い縦幅は、作業していてストレスを感じるサイズなんです。

MacBook Proを選ぶ理由の最重要項目が作業効率であれば、13インチより16インチのほうが適した選択です。

3. 重量

最後のポイントの重量についてです。
もしMacBook Proを頻繁に外へ持ち出すなら、重量はとても大切な要素です。
重量の比較を表にしたのが、以下になります。

13インチ16インチ
1.4kg2.0kg

16インチは、気力を奪われる重さ

正直言って、16インチの2kgはとても重いです。
購入当初に何度か外へ持ち出しましたが、リュックに入れた重みを肩にずっしり感じまじた。
その重さは、エクササイズを兼ねているなら許せるレベルです(冗談抜きで)。

2kgといえば、500ミリのペットボトル4本分。
未開封500ミリペットボトル4本を、ずっとカバンに入れているようなものです。
想像しただけで、ちょっとげんなりしませんか。
一日、リュックに入れて持ち歩いていれば、それだけで気力を奪われます。

13インチは許容範囲内

一方13インチも、それほど軽量とは言えません。
1.4kgは、ラップトップとしては重量のあるほうです。
しかし持ち運びに関しては、それほど苦に感じません。
十分に許容範囲内です。

16インチは、ラップトップパソコン(膝上パソコン)に適さない

ときには、MacBook Proを両膝に置いて作業することもあるでしょう。

ラップトップパソコンの直訳は、膝上パソコン。
デスクなしでも作業できることからこの名称がついていますが、16インチは膝上に置くと時間とともに痛みを感じます。
ずっしり重みがかかり、単純に肉体にダメージがあるんです。

一方、13インチは膝上に置いても、そのような苦痛を感じません。
重さという点では、13インチが圧倒的に使いやすいです。

結論

ここまで、「価格・画面サイズ・重量」の3点から、13インチと16インチを比較してきました。
結論を書くと、それぞれのMacBook Proに合っているのは以下のような人です。

それぞれのサイズに合っている人

【13インチに合っている人】

  • 毎日、外へ持ち歩く
  • 作業効率をそれほど重視しない
  • 場所を問わず使いたい

【16インチに合っている人】

  • 作業は自宅がほとんど
  • 3年間の使用で、月に8,000円程度以上の価値を創出できる
  • なにより作業効率を重視

どちらか1台なら、13インチ上位モデル

しかし、このふたつのケースに当てはまらない人もいるでしょう。

例えば、毎日自宅で長時間使うし、外へも毎日持って出かける。
フリーランスの多くはそういった働き方の人たちです。
作業効率重視の人たちですが、それでも16インチを毎日持ち歩くのはしんどいと思います。

ぼくがどちらか一方だけ選ぶとしたら、13インチの上位モデルにします。
性能が落ちるのは承知の上、16インチを毎日持ち歩くのは無理があるように思うからです。

まとめ

冒頭にも書きましたが、MacBook Proの13インチ16インチは、なかなか絶妙なラインナップです。
使い方によって、明確に役割を分けられます。
以前の13インチと15インチのラインナップでは、それほどメリハリを感じませんでした。
それだけにサイズを選ぶ際には、「自分がMacBook Proで何をやるのか」の整理が必要です。

MacBook Proをこれから買う人にとって、この記事が少しでも参考になれば嬉しく思います。

Macのいちばんお得な買い方の考察

この記事を書いたあとに、Appleが独自開発したM1チップ搭載のMacが登場しました。
M1チップ搭載のMacBook AirとMacBook Proの比較を、以下の記事に書きました。

SPONSORED