ノートパソコンを買う際は、「どのサイズが良いか…?」と悩みますね。
据え置きなら大きいサイズが良いですが、持ち運びを考えると小さいサイズが良い。なかなか悩ましいです。
この記事では、MacBook Proの13インチと16インチを比較し、ノートパソコンのサイズの選び方を解説します。
MacBook Pro13インチと16インチの比較【重さと価格】
早速、MacBook Pro 13インチと16インチとを、比較していきましょう。以下2点に注目して解説します。
1. 重さ
MacBook Pro13インチと16インチのサイズは、以下のようになっています。
13インチ | 16インチ | |
---|---|---|
ディスプレイサイズ | 13.3インチ | 16.2インチ |
高さ | 1.56 cm | 1.68 cm |
幅 | 30.41 cm | 35.57 cm |
奥行き | 21.24 cm | 24.81 cm |
重さ | 1.4 kg | 2.1 kg |
13インチと16インチでは、幅が約5センチ、奥行きが約3.5センチ違いますね。
実際に比べるとわかりますが、16インチは大きいです。大きいゆえにディスプレイサイズに余裕があり、作業自体は快適。
ただ16インチのノートパソコンを持ち運ぶのは、やっかいです。バッグやリュックも、入るかどうか確かめる必要があります。
13インチは十分に持ち運びできる
16インチの問題は、サイズより重量です。
MacBook Proは筐体がマグネット製のため、13インチであっても1.4kgとなかなかの重さです。
ただ持ってみるとわかりますが、13インチはそれほど苦になりません。1.4kgというと、ペットボトル3本弱。それくらいは、成人であれば許容範囲内です。
16インチは2キロオーバー
一方、16インチは、2.1kgあります。13インチと0.7kgしか変わらないとはいえ、2キロを越えるとずっしり重みを感じます。
ぼく自身、16インチのMacBook Pro(2019)を所有していたときは、重すぎて持ち運びませんでした。
16インチサイズを屋外でも使えれば、作業効率が落ちません。わかってはいますが、2キロオーバーをリュックに担ぐと体力と気力が奪われるのです。
屋内だけで使うなら16インチでも良いですが、持ち運びを前提に購入するなら13インチがおすすめです。
2. 価格
性能面では、断然16インチが上です。
それはMacBook Proに限らず、他メーカーのパソコンも同じ。ディスプレイサイズと性能は比例します。
その代わり、価格もまた16インチが断然上。「それだけの価格を出すほど、高性能が必要か?」が選択のポイントになります。
価格差だけの価値を16インチで生み出せるか
例えば2023年3月時点の、MacBook Pro 13インチと16インチの最安モデルを比べてみます。
13インチ | 16インチ | |
---|---|---|
最安モデルの価格 | 178,800円 | 348,800円 |
その差は、17万円です。
パソコンをヘビーに使う人は、2年サイクルくらいで買い換えると思います。
2年は24か月なので13インチと16インチの価格差は、月換算すると「17万÷24ヶ月」で7,083円です。
つまり13インチから16インチにかえることで「月に7,083円以上の価値」を生み出せれば、16インチを選択する価値はあります。
逆にいえば、13インチでも16インチでも生み出せる価値に差がなければ、13インチで十分といえます。
16インチで月に1〜2時間の時間短縮になるか
「月7,083円以上の価値を生み出す」は抽象的な表現です。より具体的に書くと、「それだけ作業時間を短くできるか」となります。
7,083円は一般的なフリーランスだと、1〜2時間の作業時間にあたります。
16インチを1か月使うことで、13インチよりも月に1〜2時間くらい作業時間を短縮できるなら、投資するだけの価値はあります。
13インチと16インチに向いている人
以上の考えをもとにまとめると、13インチと16インチに向いている人は、それぞれ以下になります。
【13インチに向いている人】
・毎日、外へ持ち歩く
・場所を問わず使いたい
・それほど負荷の掛かる作業をしない
・予算を抑えたい
【16インチに向いている人】
・自宅や仕事場など特定の場所に据え置きで使う
・2kgを持ち運ぶだけの体力に自信がある
・負荷の高い作業を日常的に行う
・13インチに比べ、月に1〜2時間の時間短縮になる
まとめ
以上、MacBook Proの13インチと16インチの比較でした。
予算があれば2台を買ってしまうのが手っ取り早いですが、どちらか1台となると悩ましいですね。
ポイントは以下2点です。
- 持ち運びは13インチ、据え置きは16インチ
- 16インチにすることで、月に1〜2時間の時間短縮が可能か
この記事を選択材料の1つとして、自分に合ったノートパソコンのサイズを選んでみてください。