Apple Watchの着けるだけで自動計測する8つの機能

公開日 2021-09-19 最終更新日 2021-10-20

初期の世代からApple Watchを使っている人ほど、ひょっとしたら新機能を把握していないかもしれません。
「Apple Watchはアクティビティと通知、あとはタイマーを使うくらいかな」そんな認識の人はいませんか。

実はApple Watchはアップデートのたびに、様々なデータが自動計測できるようになっています。
自動計測なので、普段、意識する必要はありません。
それでも「Apple Watchには、こういう機能がある」と知っているのと知らないのとでは、日常生活を快適に過ごす上で大きな違いがあります。

そこでこの記事では、Apple Watchが自動計測する様々な機能を解説します。

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Apple Watchの着けるだけで自動計測する8つの機能

ぼくは、Apple Watchを第2世代から使っています。
第2世代から執筆時最新の第6世代までで、買わなかったのは第5世代だけです。
そこまで長いあいだ使っている自分自身が、Apple Watchの新機能に対しそれほど関心を持っていませんでした。

それが今年の春、3日間ほど検査入院したときのこと。
心臓外科の医師から、「Apple Watchをしているなら、心拍数を自動的に測れますね。警告が頻繁に出るようなら、診察に来てください」と言われたのです。
「医師も機能を認知しているくらい、Apple Watchは健康管理デバイスとして知られているのか」と驚きました。

以来、Apple Watchの機能を改めて調べて、感心した次第です。
では前置きはこのくらいにして、Apple Watchが自動的に計測してくれる機能を紹介します。
項目は、以下の8つです。

  1. アクティビティ
  2. バイタル(心拍数)
  3. 血中酸素ウェルネス
  4. 睡眠
  5. 聴覚
  6. 歩行
  7. 転倒回数
  8. 手洗い

1. アクティビティ

Apple Watch
iPhoneアプリに「アクティビティ」がある

アクティビティは、Apple Watchの代表的機能と言っていいでしょう。
Apple Watchを着けている人なら、ほとんどのひとが知っていると思います。

アクティビティはiPhoneに独立したアプリ(アクティビティ)があり、ヘルスケアアプリでも日々の数値を確認できます。

3つの項目で計測

アクティビティは以下3つを自動計測し、どのくらい体を動かしているか知らせてくれます。

  1. ムーブ
  2. エクササイズ
  3. スタンド

1. ムーブ

ムーブは、一日の活動量です。
ぼくたちは意識して運動せずとも、通勤や家の掃除、階段の上り下りでカロリーを消費します。
その活動量を、赤色のリングで表してくれます。

2. エクササイズ

エクササイズは、一日の運動量です。
ウォーキングなど軽いものから、ジョギング、水泳などハードなものまで、その運動量を黄色のリングで表してくれます。

3. スタンド

スタンドは、一日に立ち上がった回数です。
オフィスワーカーの中には、会社に着いたらほとんど座りっぱなしの人がいると思います。
特に在宅勤務者やフリーランスのライターやデザイナー、コーダーは、自宅で一日中、座りっぱなしと言っても過言ではありません。

座りっぱなしの状態を警告するため、一日に立ち上がった回数を青色のリングで表わしてくれます。

ゲーム感覚で体を動かせる

それぞれの項目で目標数値が自動で設定され、クリアすればリングが閉じます。
リングを閉じれば、Apple Watchから祝福される仕組み。

日々の数値を見るだけでも、「リングを閉じるために、ひと駅分歩こうかな」と体を動かすモチベーションになります。
ゲーム感覚で、体を動かせる仕組みが作られているのです。

2. バイタル(心拍数)

Apple Watch
場所はiPhoneヘルスケアアプリの「ブラウズ > バイタル」

「1. アクティビティ」には独立したアプリがありますが、ここからはiPhoneのヘルスケアアプリに詳しいデータが記載されています。

まずは、心拍数の計測です。
心拍数とは、一分間に心臓が拍動する回数のこと。
心拍数はApple Watchでいつでも計測できるほか、通常より心拍数が速くなると警告がきます。

人間は興奮状態になると、心拍数が高まります。
そんなときにApple Watchが「どうしました?心拍数がいつもより高いですよ」と警告してくれたら、「これはいけない。リラックスしよう」と思えますね。

3. 血中酸素ウェルネス

Apple Watch
iPhoneヘルスケアアプリの「バイタル」で確認できる

病院に入院したことのある人なら、毎朝の検温とともに指を挟んで血中酸素を測った記憶があるかもしれません。
血中酸素濃度とは、肺から全身をめぐる赤血球に含まれる酸素のパーセンテージです。
平たく言えば血中酸素濃度を確認することで、肺から酸素が全身に行き渡っているかを確認できます。

血中酸素濃度の正常な値は、95%〜99%。
Apple Watchでいつでも測れるほか、毎朝、自動的に計測もしてくれます。
血中酸素濃度のその日の値は、ヘルスケアアプリのバイタルから確認できます。

4. 睡眠

Apple Watch
場所はiPhoneヘルスケアアプリの「ブラウズ > 睡眠」

Apple Watchを着けたまま眠ると、睡眠ログを取れます。
寝るときに腕時計を着けるのは、抵抗ある人もいるかもしれません。
3〜4日ほど着けてみてそれでも抵抗あるならやめるべきですが、特に気にならないようなら、睡眠中もApple Watchの装着をおすすめします。

加速度センサーと心拍数で正確な睡眠を記録

Apple Watchには、加速度センサーが付いています。
加速度センサーとは、Apple Watchの物理的な動きを感知する機能です。
Apple Watchの物理的な動きによって、歩いているか寝転んでいるかなど、着けている人の状態を感知できます。

加速度センサーに加え、Apple Watchは心拍数も測れます。
睡眠中は心拍数が落ちるため、体の動きと心拍数の両面から睡眠を正確に測れるという仕組み。

あいにくApple Watchの純正アプリで睡眠の質までは測れませんが、睡眠時間は計測できます。
睡眠ログをチェックすれば、「睡眠時間を確保しよう」と生活スタイルの改善を意識できます。

Apple Watchで睡眠を測るアプリには、AutoSleepがあります。
AutoSleepは睡眠時間だけでなく、睡眠の質も測れます。

AutoSleepの詳しい使い方や機能については、以下の記事で詳しく解説しました。
参考にしてみてください。

5. 聴覚

Apple Watch
場所はiPhoneヘルスケアアプリの「ブラウズ > 聴覚」

iPhoneのヘルスケアアプリには、聴覚の項目があります。
これは、着けている人の聴覚を測るものではありません。
聴覚に影響を与えるほど大きな音がしていないか、知らせてくれる機能です。

人間は環境に順応するので、大きなノイズのある場所にいても、しばらくすると気にならなくなります。
しかしその状態のままいると聴覚に異常をきたすため、Apple Watchが警告してくれます。

ぼくは車の行き交う交差点で信号待ちしているときに、一度だけApple Watchから警告が来ました。
慌ててその場から立ち去りましたが、昼夜問わず渋滞や工事のある都心部生活者は、特にこの機能は重要かもしれません。

6. 歩行

Apple Watch
場所はiPhoneヘルスケアアプリの「ブラウズ > 歩行」

「あなたの歩行速度は?」と聞かれて、答えられるでしょうか。
ぼくは答えられます。
なぜなら、Apple Watchが自動計測しているからです。

ヘルスケアアプリの「歩行」の項目では、歩行速度や歩幅の計測結果を確認できます。
他にも支障なく歩行できているかを、「歩行両脚支持時間」や「歩行非対称性」で確認できます。

歩行両脚支持時間

歩行両脚支持時間とは、歩いていて両足が地面についている時間のこと。
支障なく歩けていれば、両足が地面につく時間は短くなります。
反対に支障があれば歩くのがゆっくりになり、両足の地面につく時間は長くなります。

歩行両脚支持時間の正常値は20〜40%とされています。
この歩行両脚支持時間が正常かどうかを、Apple Watchは自動計測します。

歩行非対称性

歩行非対称性では片足に偏ることなく、歩行が両足でスムーズに行われているかを確認できます。
こちらもヘルスケアアプリの歩行の項目内に、パーセンテージで表示されます。
歩行非対称性に問題がなければ、その値は0%となります。

7. 転倒回数

Apple Watch
場所はiPhoneヘルスケアアプリの「ブラウズ > その他のデータ > 転倒回数」

Apple Watchの加速度センサーは、転倒の感知をしてくれます。
転倒の回数を記録するので、介護しているひとは要介護者に着ければ、異常がないか遠隔で確認できますね。

転倒時に緊急車両サービスを自動で呼んでくれる

Apple Watchを着けている人が転倒した場合、異常がないか手首のノックで警告してくれます。
問題がなければ、クラウンを押すか警告画面の「大丈夫です」をタップすればOK。
緊急車両が必要であれば、「SOS 緊急」をタップします。

Apple Watchはさらに賢いことに転倒後1分間以上、体が動かなければ、自動的に緊急車両サービスを呼び出してくれます。
「転ばぬ先の杖」とは、まさに現代のApple Watchを指す言葉です。

8. 手洗い

Apple Watch
場所はiPhoneヘルスケアアプリの「ブラウズ > その他のデータ > 手洗い」

新型コロナウイルスの世界的流行により、手洗いが習慣化したひとはたくさんいるでしょう。
Apple Watchは加速度センサーを利用し、最適な手洗い時間を測ってくれます。
その時間は20秒に設定されており、手洗いを始めると自動的にカウントダウンがスタート。
0秒まで手洗いすると、Apple Watchが祝福してくれます。

自宅に帰ると手洗いを通知

Apple WatchはGPSを利用し、自宅に帰ると手洗いするよう通知する設定があります。
つい手洗いを忘れてしまう人は、設定しておくとよいでしょう。

設定の仕方は、iPhoneのWatchアプリから以下のように行います。

Watchアプリ > 手洗い > 手洗いリマインダー をオンに

この際、iPhoneの位置情報が常時オンになっていないと、設定できません。
iPhoneの位置情報の常時オンのやり方は、以下の通りです。

設定 > プライバシー > 位置情報サービス > 手洗い > 常に にチェックを入れる

まとめ

この記事で紹介したのは、Apple Watchに備わっているヘルスケア機能の一部です。
もっと知りたくなった人はiPhoneのヘルスケアアプリを開いて、実際に確かめてみてください。

Apple Watchは、Appleがリリースするガジェットとしては異質な存在です。
積極的に操作する必要はなく、基本的には着けたままでOK。
ガジェット好きからすれば、少し物足りなく感じるかもしれません。

しかし自動計測する健康管理デバイスとして、Apple Watchはかなり優秀だと思います。
この記事でApple Watchが気になった人は、一度使ってみてください。

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