良い話と悪い話をする場合、どちらを先にすべきでしょうか。
話す順番で印象が変わるとしたら、実行したほうが断然良いですね。
つい先日、2つのパターンを同じ日に体験しました。その際、良い話を先に、悪い話を後に聞いたほうが、すんなり受け入れられました。
悪い話を先にすると、悪いイメージが最後まで残る
知人と電話しているときのことです。神妙な声で、「お願いごとが2つある」と言われました。
その知人はまず良くない話(悪い話)を先にし、その後に、ぼくにとって良い話(メリットのある話)をしてくれました。
すると先に聞いた悪い話の印象が頭に残り、良い話がそれほど響かなかったです。
良い話を先に聞くと、良い気分が最後まで残る
同じ日に別の人から電話がかかってきました。偶然ながら、その人も頼みごとが2つあるとのこと。
その知人は、まず良いことを話してくれました。
すると少し気分が上がり、その後に悪い話をされたところ「ああ、そうですか。いいですよ」とほぼ引っ掛かることなく受け入れられました。
良い話 → 悪い話の順番だと印象が良い
つまり、最初の話が残す印象は強いのです。
良い話を最初にすると、その印象が続きます。その逆に悪い話を先にすると、悪い印象が残ります。
良い話を聞いて受け入れた後は、悪い話を聞いても無碍にできないという心理的な面も作用します。
「話す順番って大事だな」と思いました。
良い話を先にするのは手土産と同じ
あまり良くないことを話すときは、先方にとって良い話を用意し、それを先に話すと聞き入れてもらいやすいと思います。
そう言えば、謝罪に行くとき手土産をわたしますね。
あの行為も「まず相手を良い気分にさせる」「その後の謝罪を無碍にできないよう、心理的に圧をかける」と思えば、合点がいきます。
言いづらい話をする際には、「良い話 → 悪い話」の順番で話してみてください。