SIMカードは契約により、使える容量が決まります。
容量が増えるほど月額料金が高くなるため、「必要最低限の容量にしたい」とは誰しも考えるところ。
この記事では、SIMカードのデータ容量の目安を詳しく解説します。
「自分は何ギガのSIMを選べばいいのだろう」と疑問に思っているひとは、参考にしてみてください。
SIMカードデータ容量の目安【あなたに向いているギガ数は?】
まずは「1GB・3GB・10GB・15GB・20GB・30GB 」の6パターンの容量で、どんな人が向いているか解説します。
自分のライフスタイルにはどのくらいの容量が向いているか、確認してみてください。
容量1GBに向いた人
容量1GBで可能なコンテンツの量は、以下のようになります。
内容 | 楽しめる量 |
---|---|
YouTube(HD画質) | 約1時間 |
YouTube(SD画質) | 約2時間 |
Spotify(有料の最高音質) | 約7時間 |
Spotify(無料の高音質) | 約14時間 |
Spotify(無料の標準音質) | 約21時間 |
メール | 約2,000通 |
ウェブ | 約3,500ページ |
YouTubeなど動画を見ると、下手したら1日でギガを使い切ります。1GBのSIMカードで1か月を乗り切りたいなら、動画視聴は厳禁です。
エンタメ系は、1日30分くらいのSpotify(標準音質)。あとはメールやブラウジングを楽しむ感じです。
在宅勤務や電話番号保持の人向け
容量の少ない1GBは、裏を返せば月額料金が安いメリットがあります。
在宅勤務であれば、1GBを選ぶと良いですね。自宅Wi-Fiが中心なので、節約すれば月に1GBで乗り切れます。
電話番号の保持が目的の場合も、価格の安い1GBを選択すると良いです。
1GBのオススメSIMカード
以下の記事で、オススメの1GBのSIMカードを紹介しています。最安で月額290円です。
容量3GBに向いた人
続いて3GBです。1GBの3倍なので、少し余裕があります。
内容 | 楽しめる量 |
---|---|
YouTube(HD画質) | 約3時間 |
YouTube(SD画質) | 約6時間 |
Spotify(有料の最高音質) | 約21時間 |
Spotify(無料の高音質) | 約42時間 |
Spotify(無料の標準音質) | 約63時間 |
メール | 約6,000通 |
ウェブ | 約1万500ページ |
1GBと同様、動画は消費が激しいのでやめたほうが良いです。ただSpotifyなら、1日1時間くらい問題なし。メールやメッセも余裕があります。
Spotifyは標準音質(96kbps)に落とすなど、ギガの消費を節約していきましょう。
スマホ代を節約したい人向け
3GBは、「スマホ代を節約したい人」に向いています。
音楽は自宅Wi-Fiでスマホへダウンロードしておいたり、音楽や動画のアカウントフリーを組み合わせたりすれば、3GBでも十分に乗り切れます。
3GBのオススメSIMカード
以下の記事で、3GBのオススメSIMカードを紹介しています。
容量10GBに向いた人
続いて10GBです。一気に余裕がでます。
内容 | 楽しめる量 |
---|---|
YouTube(HD画質) | 約10時間 |
YouTube(SD画質) | 約20時間 |
Spotify(有料の最高音質) | 約70時間 |
Spotify(無料の高音質) | 約140時間 |
Spotify(無料の標準音質) | 約210時間 |
メール | 約2万通 |
ウェブ | 約3万5,000ページ |
余裕はあるものの、やはり動画はギガの消費が激しいです。YouTubeを1日30分見るだけでも、1か月で7GB以上を使ってしまいます。
エンタメ系は音楽中心にしておき、動画は本当に見たいものがあるときだけにしたほうが良いです。
自由にネットを楽しみたい人向け
動画を別にすれば、音楽・メール・ウェブとほぼ自由にモバイル回線を使えますね。
10GBはネットの使用量をあまり気にせず、ある程度、自由に楽しみたい人に向いています。
10GBのオススメSIMカード
以下の記事で、10GBのオススメSIMカードを紹介しています。キャッシュバックでお得に契約できる会社もあります。
10GBのおすすめ
>> 【徹底比較】10GB使える格安SIM8選【最安1,000円以下も】
容量15GBに向いた人
続いて15GBです。かなり余裕がでます。
内容 | 楽しめる量 |
---|---|
YouTube(HD画質) | 約15時間 |
YouTube(SD画質) | 約30時間 |
Spotify(有料の最高音質) | 約105時間 |
Spotify(無料の高音質) | 約210時間 |
Spotify(無料の標準音質) | 約315時間 |
メール | 約3万通 |
ウェブ | 約5万2,500ページ |
自宅にWiFiがあるなら、屋外のネットで容量不足の心配はほぼなくなります。
動画を見るのをほどほどにしておけば、音楽もネットもメールも十分に楽しめます。
10GBで足りなくなる人向け
動画や音楽を毎日、楽しんでいると、10GBでは足りない月が出てきます。
「かといって、20GBほどの予算は掛けたくない」そんな人は11〜15GBのSIMカードを選ぶと良いです。
月額料金も、ほとんどが2,000円以下。15GBを選べば、通信量の心配はかなり少なくなります。
11〜15GBのオススメSIMカード
以下の記事で、11〜15GBのオススメSIMカードを紹介しています。10GBの月額料で、実質12GBになるプランもあり。
11〜15GBのおすすめ
>> 【徹底比較】11〜15GBの格安SIM4選【最安1,500円以下も】
容量20GBに向いた人
続いて20GBです。ほぼデータ量を気にせず使えます。
内容 | 楽しめる量 |
---|---|
YouTube(HD画質) | 約20時間 |
YouTube(SD画質) | 約40時間 |
Spotify(有料の最高音質) | 約140時間 |
Spotify(無料の高音質) | 約280時間 |
Spotify(無料の標準音質) | 約420時間 |
メール | 約4万通 |
ウェブ | 約7万ページ |
20GBの容量があれば、普通に生活する分にはデータ量を考える必要はないでしょう。
といってもYouTubeのHD画質を頻繁に見ると、月末を待たずに使い切ってしまいます。
YouTubeをたくさん見たいなら、SD画質を選択すると余裕があります。一方、Spotifyは高音質でも、ほぼデータ消費を気にせずに楽しめます。
仕事でテザリングが必要な人向け
特にテザリングでパソコンを使いたい人は、20GB以上を選択すると安心です。
外で仕事をする機会の多いフリーランスや、外回りが中心のビジネスマンに向いています。
20GBのオススメSIMカード
以下の記事で、20GBのオススメSIMカードを紹介しています。潤沢な容量のSIMカードを使い、屋外でも存分にネットを使いましょう。
20GBのおすすめ
>> 【徹底比較】20GB使える格安SIM12選【最安2,000円以下】
容量30GBに向いた人
最後に30GBです。使いようによっては、自宅Wi-Fiなしでいけます。
メディアの種類 | 使用できる量 |
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YouTube(HD画質) | 約30時間 |
YouTube(SD画質) | 約60時間 |
Spotify(有料の最高音質) | 約210時間 |
Spotify(無料の高音質) | 約420時間 |
Spotify(無料の標準音質) | 約630時間 |
メール | 約6万通 |
ウェブ | 約10万5千ページ |
30GBあれば、毎日1GBを使える計算です。YouTubeのSD画質なら、毎日2時間楽しめます。
自宅Wi-Fiなしでもいける
30GBは自宅Wi-Fiがなくても十分にやっていける容量です。
大容量のSIMカードは、格安SIMにしては高額。ただし自宅Wi-Fiを契約しなくて済むなら、むしろリーズナブルといえますね。
30〜100GBのオススメSIMカード
以下の記事で、30〜100GBのオススメSIMカードを紹介しています。大容量のSIMカードでストレスなく運用しましょう。
30GB以上のおすすめ
>> 【徹底比較】30GB以上の格安SIM8選【大容量100GBも】
データ容量を選ぶコツ
SIMカードのデータ容量は、想定より大きめのものを選んだほうが良いです。
「3GBで足りそうだと思えば5GB」「10GBで足りそうと思えば15GB」といった感じ。
その理由は、以下3つです。
- 精神的に良い
- 1GBあたりの価格が安くなる
- 買い足しは高くつく
精神的にも経済的にも良い
「データを使い切らないように、注意しよう」と気をつけながら過ごすのは、精神的に良くないです。
余裕あるデータ量で契約すれば、1日の心配事が1つ減ります。
またデータ量は多くなるほど、1GBあたりの単価が安くなります。逆にギガを買い足すのは、コスパが悪いです。
想定より少し多めのデータ量を契約するのが、精神的にも経済的にもオススメです。
まとめ
以上、SIMカードのデータ容量別の解説でした。1GBで視聴できる動画と音楽の時間は、以下の通りです。
- YouTube(HD)を1時間視聴できる
- YouTube(SD)を2時間視聴できる
- Spotify有料プランの最高音質(320kbps)を14時間聴ける
- Spotify無料プランの高音質(160kbps)を14時間聴ける
- Spotify無料プランの標準音質(96kbps)を21時間聴ける
1GB〜30GBで向いている人は、以下から確認してみてください。
営業を仕事にしているなどモバイル環境で過ごすことが多いなら、10GB以上のデータ容量だと安心です。
一方、在宅ワークなどほぼWi-Fi環境で過ごすなら、1GBや3GBでも乗り切れそうです。
自分のライフスタイルから、最適なSIMカードを選んでみてください。