ブログに関心を持ち、初期設定し、ようやく準備が整った。すると「ブログに何を書けばいいだろう??」と疑問に思うかもしれません。
ブログは自分のメディアですから何を書いても自由です。でも自由だからこそ、書くこと(テーマ)を決めるのが難しい。
思いつくことをつれづれに書いても良いですが、方向性を定めたほうが続けやすいです。
この記事では、「ブログに何を書けばいいか」を解説します。
ブログに何を書けばいい?
ブログに何を書けばいいか。その答えは、「何のためにブログを書くのか」を考えると出てきます。
「何のためにブログを書くのか」は、一言でいえばブログの方向性です。
ブログの方向性が定まらないと、ネタを考えるのに苦労します。その結果、途中で嫌になってやめてしまう可能性がでてきます。
ブログを書く代表的な理由
ではここで質問です。あなたは、何のためにブログを始めようと思ったのでしょうか。
その理由は、以下6つのいずれかに当てはまるかもしれません。
- 自分の考えを発信したい
- 自分の作品を発表したい
- 日々のことを書き留めておきたい
- 収入を得たい
- SEOに詳しくなりたい
- ブログで仕事を得たい
これら6項目は、以下2つのグループに分けられます。
- 自分軸
- 他人軸
このグループ分けに、「ブログに何を書くか」のヒントがあります。
自分軸と他人軸を意識する
「自分軸」「他人軸」とは、書く意識が自分に向いているか、他人に向いているかの違いです。
自分軸と他人軸は、どちらが良い悪いといった優劣はありません。あくまで、ブログ運営の方向性の違いです。
ブログを始める前にいずれかを定めると、書くことが明確になります。
自分軸とは
自分軸とは、「自分はこう思う」「自分はこういうことをした」といった、自分主体の事柄を書くことを指します。
つまり自分軸のブログの方向性は、「書きたいことを、書きたいように書く」です。
他人軸とは
他人軸とは、「他人が興味を持ちそうなこと」「他人にとって役立ちそうなこと」を考え、それら他人のニーズを満たすために書くことを指します。
つまり他人軸のブログの方向性は、「他人が読みたいものを、読んでもらえるような書き方で書く」です。
自分軸と他人軸に分けられる
この記事の最初に上げた「ブログを書く6つの理由」を自分軸・他人軸に分けると、以下になります。
【自分軸】
・自分の考えを発信したい
・自分の作品を発表したい
・日々のことを書き留めておきたい
【他人軸】
・収入を得たい
・SEOに詳しくなりたい
・ブログで仕事を得たい
では「自分軸・他人軸」という観点から、それぞれ何を書けば良いか解説します。
自分軸でブログを書く
まずは自分軸の3つを解説します。
1. 自分の考えを発信したい
「自分の考えを文章にしたい」と思ってブログをやるなら、それは自分軸の発信です。
おそらく多くの人が、この「自分の考えを発信」でブログを書いていると思います。
記事を作りやすい
この書き方のメリットは、記事の作りやすさです。
自分の思っていることをそのまま書くわけですから、書く内容を調べたり構成を考える必要はありません。
時事ネタや趣味の話など、関心あることを思いつくまま書いていけます。
他の利点として、思考の整理があります。自分の考えを文章にすることで、深い考察を得られたり、新たな気づきを得られたりもします。
PV数は伸びにくい
一方、デメリットは、PV数が伸びないことです。
有名人なら別ですが、一般人の考えは興味を持たれません。よほど文章がおもしろいかユニークな視点がないと、読まれるブログにはなりにくいです。
「収益化を狙っているのに、PVが伸びない」と悩んでいるなら、その原因はおそらく自分軸で書いているからです。
2. 自分の作品を発表したい
小説や詩、写真など、自分の作品を発表するためにブログを書く人がいます。こういった場合も、自分軸です。
ブログには文章だけでなく、写真や動画、音声も掲載できます。
「作品のポートフォリオをネット上に作りたい」と考える人にとっても、ブログは有効な手段です。
3. 日々のことを書き留めておきたい
ブログには、「日記ブログ」というジャンルがあります。日記ブログはその名の通り、その日に起こった出来事をブログに書いていきます。
利点は自分の記録を残しておけることですね。ただし一般人の日記は興味を持たれませんから、やはりPV数は伸びにくいです。
他人軸でブログを書く
次に他人軸の3つを解説します。
1. 収入を得たい
ブログで収入を得たい場合、自分軸では成果が出ません。なぜなら自分軸のブログは、基本的に読まれないからです。
読まれるブログを書くには、「他人が価値を感じる記事」を書かなくてはなりません。
つまりブログを、以下にする必要があります。
「他人が価値に感じるもの」=「他人の視点」=「他人軸」
自分の興味あるものを書く
他人軸であっても、書く内容は自分の興味あるものにします。興味ないものを書くのは苦痛なので、ブログが続きません。
自分の興味あるものを、他人へ詳しく解説するように書く。そうして有益な情報の伝達を心がけると、他人にとって価値ある記事になります。
2. SEOに詳しくなりたい
SEOとは「検索エンジン最適化」、つまりGoogle検索のランキング上位を狙うための施策です。
検索で上位を取るには、他人の要望を満たさなくてはなりません。
そうして検索順位を意識してブログを書くと、他人軸にならざるを得ません。その結果、自然とSEOの知識が身につきます。
3. ブログで仕事を得たい
フリーランスとして活動しているなら、ブログを使うことで仕事を得られます。
仕事の作例を掲載してもいいですが、効果的なのはハウツー記事を書くことです。
PVが集まれば、仕事も増える
例えばプロカメラマンであれば「初心者が素敵な写真を撮る方法」、デザイナーであれば「AdobeのIllustratorの使い方」など、初心者が欲しい情報をブログに書きます。
初心者向けのハウツー記事は、アクセスを集めます。アクセスを集め、ブログが知られるようになれば、書いている人の知名度もアップする。
結果的に新たな仕事へつながります。
まとめ
以上、「ブログに何を書くか」の解説でした。
一番の理想は、「書きたいことを適当に書いていたら、人気ブログになった」ですね。
しかし文才ある一部のひとをのぞき、自分軸のブログはなかなかPVが集まりません。
もちろん、PV数を気にせず書くのもアリです。ただし「収益化したい」「PVを集めたい」と思うなら、他人軸でブログを書くのが良いです。
以下の記事で、ブログを書くメリットを紹介しています。「ブログに何を書くか」のヒントがあるかもしれません。合わせて参考にしてみてください。