「ウェブクリッパーを導入しなければ、Evernoteの真価を発揮できていない」
そこまで言えるほど、Evernote Web Clipperは便利な機能です。
保存したいウェブページがあれば、ウェブクリッパーで簡単にEvernoteへ保存できます。
この記事では、Evernoteへウェブページを保存するEvernote Web Clipperの使い方を解説します。
ブックマークよりもWeb Clipper
ネットを見ていると、以下のような理由で保存しておきたいページが出てきます。
- 後でじっくり読みたい
- 何かに使えそうだから、とりあえず保存しておきたい
- 資料として取っておきたい
ウェブページの保存は、ブラウザのブックマークでも可能です。しかしブックマークの難点は、ページのリンクしかできないこと。
しばらく経ってから「これは何のために保存したのだろう?」と忘れることもあるし、ページが増えるとブックマークが煩雑になります。
Evernoteのウェブクリッパーを使えば、これらの問題が解決します。
ウェブクリッパーのインストール方法
Evernote Web Clipperは、ブラウザの拡張機能です。
以下の公式ページからダウンロードし、利用しているブラウザにインストールすると使用可能となります。
Evernote Web Clipperの使い方
ではここから、使い方を解説します。
ウェブクリッパーをインストールすると、ブラウザのツールバーにEvernoteのアイコンが出現します。
保存したいウェブページを開いた状態で、ツールバーのEvernoteアイコンをクリック。すると以下5種類の形式で、Evernoteへ保存できます。
1. 記事
「クリップの形式」から「記事」を選択し、上部の「クリップを保存」をクリックすると、本文と本文内の画像など主要な部分を保存できます。
「+」と「-」をクリックすれば、選択範囲を調整できます。
2. 簡易版の記事
「簡易版の記事」を選択すると、ページの装飾をなくした画像とテキストのみのシンプルな形式で保存できます。
長い文章をじっくり読みたい場合は、「簡易版の記事」を選択すると良いですね。
3. ページ全体
「ページ全体」を選択するとテキストと画像だけでなく、メニューボタンやバナーなどページ上のすべての情報を保存できます。
テキスト・画像だけでなく全体の情報を保存したい場合は、「ページ全体」を選択しましょう。
4. ブックマーク
「ブックマーク」を選択すると、リンクとタイトル・本文の導入部分だけがテキストで保存されます。
リンクのみ保存したい場合は、「ブックマーク」を選択しましょう。
5. スクリーンショット
「スクリーンショット」は、選択した範囲のみを画像として保存できます。
クリックするとウェブページ上に白い十字線が表示されるので、交点を操作して保存したい範囲を決定します。
範囲を選択し拡大表示された状態で、「クリップを保存」をクリック。すると、Evernoteへ保存されます。
画像として保存される
「スクリーンショット」は、画像として保存されます。そのため、ボタンやバナーのリンクはつながっていません(元ページへのリンクは、「ソースリンク」として保存されます)。
注釈を加えられる
「スクリーンショット」は範囲を選択後、文字や矢印などで注釈を加えられます。
注釈を入れることで、
「なぜこのページを保存したか」
「このページのどの部分に注目したのか」
などをメモしておけます。
メモした部分は、Evernoteへ保存後も編集できます。
保存先のノートブックを指定する
ウェブクリッパーの保存先は、デフォルトでは適したノートブックを自動的に選んでくれます。
常に特定のノートブックへ保存したいなら、保存先を指定しておくと良いです。
Evernoteで新規ノートを作った際は、「Inbox」へ入れると整理が楽になります。整理のコツは、以下の記事にまとめています。参考にしてみてください。
>> Evernoteの整理のコツ【スタックとノートブックを活用】
保存先の指定は、ウェブクリッパーを起動した状態で左下の「設定」をクリック。
ウィンドウが表示されるので、「保存先ノートブック」の「次を使用」を選択し、右のアコーディオンメニューから保存したいノートブックを選択します。
タグやコメントを追加
ウェブクリッパーでページを保存する際、タグやコメントを追加できます。
1日にたくさんのウェブページを保存すると、「これは何のために保存したのだろう?」と忘れる可能性があります。
タグやコメントを付けておくと、後で読み返すとき便利です。
メールでシェアできる
ウェブクリッパーでEvernoteへ保存した後、メールでシェアが可能です。
保存後の画面の左下のシェアボタンをクリックし、展開したメニューの「メール」を選択。
メールアドレスを入力し送信ボタンを押すと、ウェブクリッパーで選択した形式でウェブページが送信されます。
まとめ
以上、Evernote Web Clipperの解説でした。
Evernoteを使うなら、ウェブクリッパーはぜひインストールしてください。
多くの人がブラウザのウェブページから、毎日大量の情報を取得しているはず。少しでも引っかかったものを迷わずEvernoteへ入れておけば、
- 後でまとめて読む
- とりあえず取っておく
- 特定の資料を集める
などが簡単にできます。
Evernote Web Clipperを使い、ウェブページの情報を楽に収集していきましょう。
また、同じようにパソコンを使うときのツールとして、Evernote Helperも便利です。Evernoteを起動せずとも、ショートカットキーだけでメモを取れます。
以下の記事で、Evernote Helperの使い方を解説しています。合わせて参考にしてみてください。
>> Evernote Helperでパソコンから即座にメモやスクショを保存